最近のクルマは昔に比べ劇的に進化してますよね。
装備、燃費、安全性能、etc・・・

勿論それによって価格も高額になりましたよ。
まぁ、価格が上がったのか
それとも我々の収入が上がらないのか
という問題もありますが(汗)

当店はデントリペアの専門店という事で
2011年より15年に渡り営業しておりますので
クルマの進化もそうですが、
パネル材質の変化という部分が
やはり気になるところであります。

今回、ちょっと長文となりますが
ご興味のある方は読んでみてください。

あまりご興味の無い方は施工例のみ
つらつら~っと眺めてくださいね~(笑)

BMW・X3
リアドアの凹みをデントリペア
静岡市より

BMWのアルピンホワイトって
なんか優しい感じで良いんですよね~
キドニーグリルとの相性の良さも
そのせいなのかもしれませんね!

リアドアの前方プレスラインへ
ドアパンチの凹みですねー

この型のドアパネルはまだまだ厚みもありますし
ラインの固い部位でもありますから
当ててしまった方は気付いているはず。

それでも事故を申告せず去ってしまうというのは
どうなんでしょうか?

凹みとしては重度とまでは行きませんが
オーナー様のショックは重度ですから
お気持ち察すると本当に悲しくなってきますね。

作業中も仕事であることを忘れてしまいます。
私に出来ることは
ひたすら綺麗に修復へと集中する事のみ。

しかし、厚みのある固いパネルのため
そう簡単に出る凹みでもありません。

塗装の肌を崩さないように仕上げていくのにも
集中力が必要な部位なんです。

戻られたオーナー様の
ホッとして喜んだお顔を見ると
ホント良かったですよね~って思います。
いつも遠方よりのご来店ありがとうございます。

そして・・・
ホンダ・フリード
フロントドアのデントリペア
御殿場市より

こちらもドアパネルのライン上への凹みですが・・・

何か嫌な予感がプンプンしますね。

ラインが完全に潰れてしまっているではないですか!
凹みの大きさは10cm程ですが、
ここまで重度なものですと
元の状態に修復するのも非常にハードな作業です。

ただ、修復できないという事でもなく
通常でも3時間ほどお預かりすれば
十分修復可能なケースです・・・
と言いたいところですが!

この年式のホンダ車の独特なパネルには
少し・・・いや、かなり泣かされています。
15年前では出会えなかった性質のものですね。

作業前にもオーナー様には説明しました。
修復できない可能性もあります・・・と。

とにかくパネルに固く妙なクセがあるため
オーナー様には内緒ですが(汗)
作業の途中、正直何度も諦めかけました。

結局、当初の予定から更にお時間をいただき
トータルで5~6時間とハードな作業になりました!

若干ラインの修復が甘くなりましたが
全体を整えて違和感なく仕上がりました。

お待たせしたオーナー様にも喜んでいただき
私共もホッとする瞬間ですね~

地元の業者様からのご紹介でのご入庫でしたが
担当者の〇〇さ~ん
直せると思ったのでしょうか!(笑)
ご紹介いただきありがとうございました。

そして・・・
トヨタ・RAV4
リアゲートのデントリペア
神奈川県より

フロントブラックアウトでオフロード感満載です!

こちらの凹みはリアゲートの
ナンバープレートエリア。

ご自身のバイクとの干渉という事で
単純に当たった凹みとは違い
ムニュ~とパネルを伸ばしながら凹んでいるケース。

RAV4のリアゲートはアルミ素材。
15年前に比べると「アルミボディの凹みは直せない」
という誤解も少なくはなってきております。

勿論、ケースにもよりますし
アルミパネルの修復にはリスクも伴います。

裏から工具を当てて、一押しすると・・・
んートヨタのアルミだね~という感じ。

一口にアルミといっても各社性質は違ってきますので
出しやすい物から、そうでない物と色々。

作業性も良くしっかりと凹み裏に力も加えられ
無事に修復完了となりました。

僅かな擦れ傷は残りますが
日常の自然光では気にならない程度となりました。

戻られたオーナー様の
わ~すげぇ~!!とニコニコ顔が印象的でした!
本当に直って良かったですね~

ブラックアウトされたフロントフェイスは
よく見るとマットなチッピング塗装で
クールに仕上げられた特別使用車でしたよ~ん!

あれ?仕上がりを確認していただいてないのに
差し入れをいただきました!(嬉)

信頼して預けていただき
ご期待に応えることが出来て良かったです!

これからも楽しいカーライフをお送りくださいね!
遠方よりのご来店ありがとうございます。

という事で、クルマのボディは
普通のパネルに加え
高張力鋼板(ハイテン)やアルミ。

最近では”超”高張力鋼板で、しかも薄いパネル。
メーカー側としてみれば燃費性能の向上、
コストダウンもあるのでしょうが

鈑金工場様や我々デントリペア技術者にとっては
益々扱いにくいパネルとの葛藤が続きそうです(泣)

そんな中、何とか攻略方法を見つけながら
日々目の前のパネルと戦う毎日なのであります・・・

という「凹み修理におけるパネル素材」
のお話でしたが、面白かったですかねぇ?(笑)

あなたの街のデント屋さん EGG BASE
smile !

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